学歴って、なんだろう?①

学生時代から何度も考えてきた問いです。
しかし今以ってよくわかりません。

小さな子供時代、私は知恵付きが早かったそうで、母は大きく期待したそうです。

それが途中からどうも芳しくなくなり、母の期待はもろくも崩れる結果となりました。

私は『何かを知る』ということは好きでした。
しかし私の関心は他の人とはかなり違っていました。

子供時代、空を眺めるのが好きでした。
『なんで空って青いんだろう?』

雲の動きを見るのも好きでした。ゆっくり流れているのに、ふと見上げると思わぬ速さで形を変えていて驚いたものです。

『よしそれならずっと見てやろう』
と意地を張って見るものの、ずっと見ていると飽きてしまい、つい目を離してしまう。
そうするとやっぱり雲のやつは知らぬ間に姿を変えてしまうのです。
『あ〜あ、やられた!参った!』
と私は観念しました。

夕焼けも好きでした。
真っ赤に燃える太陽と、その光を受けて金色に反射する雲。
綺麗な綺麗な瞬間なのに、そのどれもが刻々と景色を変えて、少しずつ群青色に塗られていく。
『ああ、お願い。沈まないで!』
でもやっぱり太陽のやつも私なんか気にもかけずに山の向こうにサヨナラしてしまうのです。

こんな風にのんびりしているのが好きでした。

『なんで空って青いの?』

『なんで夕焼けって赤いの?』
『なんで雲ってあんなにゆっくり動くの?』

小学生の高学年になってもこんなことをよく考えていました。授業中も勉強そっちのけで窓の外をよく眺めていました。

私の母はいわゆる教育ママでした。
母は頭の良い女性でしたが、経済的な理由で学歴は高卒でした。
しかし大手の銀行に勤めた経験を持ち、周囲からの信頼も評価も高かったようです。
プライドは人一倍強い人でした。

『あんたはやれば出来るんだから勉強しなさい!』
よく母に言われた言葉です。
でも私にはすごく疑問でした。

勉強=点数を取る
この公式が私にはありませんでした。
しかも何故それを母に強要されねばならないのか全く理解出来ませんでした。
私の人生は私のものなのに…

私はまるで母に真っ向から反抗するように勉強しませんでした。

良い学校に行けば
良い会社に入れて
良い人生が待っている

『は?なんすか、それ?』

しかし、そうも言っていられず、何となく『良い高校に入らねば』という意識を自分も持つようになります。

2017年11月12日